図書館のこれから

西崎つばさの活動

昨日は、茗荷谷のTRC図書館流通センターにて、ローカルマニフェスト(LM)推進地方議員連盟の研修会に参加してきました。突然の指名を頂いて司会を務めることになりましたが、緊張しつつ進行させて頂く一方で、いつものように素晴らしい勉強をさせて頂きました。

今回のテーマは図書館でした。「まちづくりと図書館」と「議会の図書室」の2本立てで、それぞれの存在意義を深く考える良い機会になりました。

街の図書館については、少し前に某大手企業の運営が話題となりましたが、様々な問題点も指摘されている所です。全国的に有名になったり、観光客が押し寄せたりすることが悪いとは言いませんが、教育や文化といった本来の目的を果たせないのでは意味がありません。

また、今後の図書館の形の一つとして、地域と調和することも求められるのではないかと思います。例えば長崎市立図書館では、がん検診の受診率の低さなどを受けて、医療と健康の情報に力を入れて、市民講座まで実施をしています。

私の住んでいる目黒区の南部地域は、木密地域で防災の意識が高い所ですから、そういった分野に特化するような形もあるのではないでしょうか。今後、区有施設の見直しにおいて必ず突き当たる話ですので、引き続き考えていきたいと思います。

一方、議会の図書室。法律で設置が義務づけられていると初めて知りました。
私も過去の予算書や決算書を引っ張り出してくる程度の利用はしていますが、貸出簿の実績を見ると年に10件も使われていません。

何の資料があれば利用するのか。どんな機能があれば活用できるのか。まだまだ答えは出ません。しかし、秘書時代に国会図書館でお世話になっていたようなリファレンス機能があれば、ぜひ使いたいですね。

目黒区議会が単独でそれを整備するのは容易ではありませんが、最近は事務局の連携という試みもありますし、こちらもさらに調査研究していきたいと思います。