もう言っちゃいますが、2月下旬に始まる第1定例会では、私が一般質問に立つ予定です。昨年の6月以来、2回目となります。鋭意作成中のため、まだ内容を明らかには出来ないのですが、今は厚生労働省の資料を集めています。
その中で気になった事業がありました。
(質問とは関係ありません、たぶん。)
先日、国会で平成27年度の補正予算が成立しました。高齢者への3万円バラマキが入った、アレです。
この補正で厚生労働省は、待機児童解消のための追加予算を計上しているのですが、その中に9.2億円の「防音対策のための補助」が含まれています。文字通り、近隣住民に配慮した防音壁を設置する場合の費用を補助するものです。
・防音対策のための補助(説明資料)
全く無駄だとは言いません。が、目黒区に置き換えてみるとどうでしょうか。
平町で起こり、今でも続いている保育園開設への反対運動。
先日の文教・子ども委員会では、「反対運動はあるけれども工事を開始した」との報告があったそうですが、初めから防音壁への補助があったならば、問題は発生しなかったでしょうか。(区に説明不足の瑕疵はさて置き。)
同様に、八雲3丁目で起こっている反対運動も無かったのでしょうか。
そんな事はないと思います。
これらの問題は、子育てに対する理解不足と、コミュニティ崩壊の問題に通じていると、私は思っています。必要なのは建物の壁を厚くすることではなく、子育てに対する心の壁を取り除く事ではないでしょうか。
とは言え、国の事業としてはこの辺りが限界でしょう。その土壌、空気を作るのは自治体、議会、地域の役割です。ハード面のみならずソフト面からも、子育てを応援することが当たり前である社会を目指さなければ。
あれ、やっぱり虐待防止(廃止)にもつながってくるような。。。
余談ですが、昨晩からお昼にかけて、厚生労働省のサイトがサイバー攻撃を受けて閲覧できなくなっていたんですね。
日中はけっこう困りましたが、質問の準備が切羽詰まっていなくて良かった。
しかし、私が困るくらいならまだしも、状況によっては、もはや有事ですね。