愛知県立刈谷北高校2年 村松美奈
3/23〜25の3日間、NPO法人であるI-CASさん主催の高校生議員インターンに参加してきました。
1日目
この日に行ったことは区議会の傍聴です。
↑目黒区議会。割と旧式の造りになっているそうです。
これ、意外と簡単な手続きで誰でも傍聴できちゃうらしいです。正直とても眠かったです。議員さんたちも眠そうでした。
こんな形式ばったものをやる意味ってあるのかな?素朴な疑問に西崎さんが答えてくださいました。「今回は議会の進行内容も決められているものだったから、意味がないように見えるかもしれないね。でも、後々になって議会での発言の正当性や効力が大切になることもあるんだよ。」
納得ですね。それにしても、議会で眠くなってしまう議員さんの気持ちも分かったし、それでも真摯に向き合っている西崎さんのような方がいることに少し驚きました。
2日目
2日目は華々しく国会見学に行ってきました。西崎さんが前まで蓮舫さんの秘書をされていたということで、蓮舫さんと面会させていただきました。かっこよかったです。移動も全て階段を使い、資料も全て自分で目を通しているそうです。ちなみに会議録、六法全書以上の厚みでした…。
↑まさかお会いできるとは思っていませんでした、蓮舫さん。
国会の中も外も、隅々までトリビアを交えて案内していただけてとても楽しかったです。会議中の安倍総理にお目にかかることができたのはラッキーでした。政界の中でも、華々しい”外側”を見られた1日でした。
国会の見学。蓮舫さんの通行許可証をお借りしました。
3日目
最終日は西崎さんの事務所で、”保育園問題”に関して意見の出し合いのワークショップを行いました。
1.保育園問題、害を被っているのは誰?
2.問題はなぜ起きた?
3.どうしたら解決できる?私たちにできることは?
濃い2時間でした。
そして午後はポスティングに向けての下準備をお手伝いしてきました。地道な作業、まるで零細企業の下請けのようでした…。昨日と打って変わって地道な作業、肩も凝るし疲れました。でも、熱い意思を持って政策を実行したいなら地味なこともコツコツやっていかなければ当選できない。議員さんのお仕事って大部分を自分で作り出していかなければいけないんですね。休もうと思えば休みにもできる。そういうのを自らコントロールしてノルマを達成していくのって、ノルマが設定されている仕事とはまた違った大変さがあるように思えました。
まとめ
今回は、私の現在の将来の夢である民間NGO以外の視点から社会的な課題の解決にアプローチしていく”公務員”というお仕事を見学&一部体験させていただけて、将来の夢をまた深く考えるきっかけになりました。
自分の夢は今思い描いているルートを歩むことで本当に実現できるのか。なりたい職業は本当に適当なのか。自分が本当は何に興味があって、何がしたいのか。3日目、頭が爆発しそうになるくらい考えさせられました。そして方向としては間違っていないと、自分の決定を信じることができるようになりました。
私のやりたいことは、社会に生じてしまった課題に真摯に向き合って、民間レベルで柔軟に対応していくこと。自分の中でホワホワしていた理想像の核はこれだと思います。それを発見できたということにおいても、今回のインターンに参加した意義は大きいものであったと断言できます。3日間、有意義な時間を過ごすことができて本当に良かったです。ありがとうございました。