LM埼玉勉強会

西崎つばさの活動

子どもにもらった風邪が悪化し、絶不調。

一日寝込んでいたい所ですが、なんとか奮い立って、航空発祥の地、所沢へ。ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟の埼玉勉強会に出席してきました。テーマは「18歳選挙権時代の市民と政治の関係」です。

所沢市議会の議会研修会も兼ねていたとの事で、最初に行われた北川正恭先生(元三重県知事)の講演は、市議は本会議場の席で、会員は傍聴席で聞く形になりました。IMG_5660

その後は、埼玉県内の歴代のマニフェスト大賞受賞者の事例報告を受けました。会派マニフェストを作成し、サイクルを回している自民党川口市議団や、市長のマニフェストの進捗状況を毎年点検する市政検証大会を行う入間青年会議所など、立場を越えてマニフェスト型の政治に取り組んできた例を学びました。

そして最後は、ワールドカフェ形式で「市民と政治の関係」について話し合いました。

会場には5テーブルありましたが、どこも議会報告会の行き詰まりが話題になっていたようです。出席議員8人に対して、参加者も8人、うち4名は職員だったケースや、参加者が1人も来ずに「流会」となってしまった話を聞きました。もっとも、目黒は行き詰まるもなにも、いまだ開催の検討すらしていませんが。

また、所沢市議会では、委員会単位で政策討論会を行って、結果を提言書にして行政に提出したという素晴らしい取り組みも知ることが出来ました。IMG_5664↑終了後のテーブルの様子。

印象に残ったのは、「改革が進んでも手応えがない」という意見です。

どんなに議会を改革して、議会基本条例を作って、一問一答、反問権、議員間討議などを盛り込んでも、それが市民のニーズや考えとズレていたら、議会の信頼を回復することはできません。

議会改革は、あくまでも機能強化のためのツールであり、それらが駆使されると、どのように地域のためになるのかを示していかなければ、ただの自己満足で終わってしまいます。

最後に18歳選挙権についてですが、まだ社会経験がない高校生が選挙権を持つと、彼ら/彼女らはインターネットで政策を調べます。そして、それを応援する「マニフェストスイッチさいたま」のような取り組みがあります。そうすると、しがらみのない政策本位の選択に近づく可能性があります。

「お願いから約束へ」のフレーズ通り、ますますマニフェスト型の選挙になっていくよう、まずは今夏の参院選の行方に期待しています。