人事が切り替わってから初めての常任委員会開会日。私は、1年目以来の生活福祉委員会に所属しています。
2018.6.13 生活福祉委員会(議事次第)
1、2は職員の紹介ですので割愛します。
3.町会加入促進のへ協力協定(資料)
担い手不足や高齢化の深刻な町会を支援するために、町会連合会と不動産関係団体と区が協力協定を結ぶものです。
具体的には、宅建目黒支部および全日不動産城南支部と協定を締結し、目黒区内に住宅を購入したり入居したりする方に対して、加入促進のチラシを配布してもらうという内容です。区内には両団体で594店舗があるとのこと。
本当に来て欲しい世代は、チラシを見て電話とかFAXをするような文化ではない気もしますが、まずは一歩前進といったところでしょうか。
4.中小企業センターと勤労福祉会館の指定管理(資料)
目黒区民センターにある中小企業センターおよび勤労福祉会館について、来年の3月で指定管理の期間が終了するため、時期の指定管理者を選定するための方針を定めるものです。
中小企業センターの方は、施設管理だけではなく産業振興に関する講座の実施などを追加するという変更を加えるため、来週から始まる第2定例会に条例が提案される予定です(勤労福祉会館は既に実施している)。
それぞれ、会議室やホール、卓球場などが入っている施設ですが、ハコモノの趣旨として中小企業振興や勤労者福祉の向上などと結びつけるのは、もはや苦しいと思います。区民センターの見直しでは、必ず俎上に載ってくるトピックでしょう。
5.角田市との10周年記念写真展(資料)
目黒区が宮城県角田市と友好都市協定を結んでから今年で10周年ということで、これまで交流の様子などの写真展が行われます。
6/18~7/2まで、庁舎1階の休憩室で開催されています。お越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
6.氷室の雪氷とかなざわ講座(資料)
昨年に引き続き、金沢市の伝統行事で用いられる「氷室の雪氷」が贈呈され、庁舎で展示されます。今年は2日間にわたって(氷は別物ですが)設置されるとのこと。7/4~5です。
また、金沢市が主催する「かなざわ講座」が再び開催されるとの報告も併せて受けました。毎回かなりの盛況のようです。
7.スポーツ表彰(資料)
平昌パラリンピックに出場した堀江航選手をはじめ、各種の大会で優秀な成績を収めた方々を表彰するものです。詳細は資料をご覧ください。
8.旅館業法の改正(資料)
旅館業法が改正され、6月15日に施行されることから、その内容および区の対応が報告されました。関連する条例改正案が、第2定例会に提出される予定です。
法改正の内容
- ホテルと旅館の営業種別を統合
- 立入検査や緊急命令の創設
- 罰金の引き上げ
別々だった「ホテル」「旅館」の営業種別を統合し、基準が低かった旅館に合わせることで、小規模でも参入しやすくする規制緩和が行われました。
一方で、違法民泊を念頭に、営業停止命令や罰金の大幅な引き上げといった取り締まり強化も盛り込まれています。
旅館業法を遵守している営業の場合、近隣の苦情などは聞かれないとのこと。規制緩和による影響はないのでしょうか。なお、法定民泊もついに明後日からスタートです。
9.介護保険の政省令改正(資料)
介護保険制度に関する政省令が改定され、区も条例整備などの対応が必要になっています。具体的には、以下のような改正です。
- 看護小規模多機能型居宅介護を、病床を有する開業医にも設置を認める。
- 訪問介護員の基準を「初任者研修課程を終了した者」と具体化
- 認知症に関する国や自治体の責務などの改正および追加
10.介護保険制度の改正(資料)
介護保険制度の改正によって、現役並みの所得がある方の自己負担割合を現行の2割から3割に引き上げることの報告です。
応能負担で引き上げるのはやむを得ないと思います。負担が増える方にとっては苦しい話でしょうが、若い世代にとっても苦しい話です。
11.医療的ケア児支援関係機関協議会(資料)
日常的に医療を要する、いわゆる「医療的ケア児」について、有識者や関係機関、当事者の家族などで組織する協議会を立ち上げて、情報共有やネットワークの構築、啓発などを行っていくものです。
区内には該当する子どもが35名いるとのこと。しっかり進めていただきたい、良い動きだと思います。
12.着服事件の和解および損害賠償(資料)
昨年発覚した、区の職員による生活保護受給者の預金などを着服した事件で、和解が必要な最後の1件について合意が得られたため、手続きを進めるものです。
すでに着服額相当分は区への返還が済んでおり、引き続き遅延損害金の残額52万円あまりの支払いを求めていくとのことです。
13.着服事件の再発防止(資料)
上記の事件を受けて区が設置した、再発防止委員会による防止策の取組状況が報告されました。
再発防止策は、通帳の取り扱いのルール化や2年以内での担当交代、専任の査察指導員の設置や受給者への周知など多岐にわたります。
言うまでもなく、決して起こってはならない事件ですから、引き続き徹底した取り組みを求めます。
情報提供
大橋病院の竣工(資料)
池尻大橋にある東邦大学医療センター大橋病院の新しい建物が、これまでの場所の向かいに完成したことの情報提供です。