ミライトワとソメイティ(特別委員会)

情報公開

2018.8.24 目黒区総合戦略等調査特別委員会(議事次第

報告事項

1.区民センター見直し検討(資料

区有施設見直しのリーディングプロジェクトとされている、区民センターの見直しについて、アドバイザリー業務を「PwCアドバイザリー合同会社」に委託することなどの報告です。年度内に課題整理をまとめるため、こちらの業者の支援を受けながら進めていくことになります。

具体的な手法などについては、まだまだ先の話になりますが、いつも申し上げているように中途半端な民間活用で効果を削ぐことのないようにして欲しいと思います。

2.東京オリパラ練習会場(資料

2020年のオリパラで、大規模改修中の中央体育館がテコンドーの練習会場に決定したことの報告です。

区民にもあまり馴染みのない競技でしょうから、これを機にイベントなどで気運情勢に結びつけ、レガシーの一つとなることに期待します。

3.オリパラマスコットのフォトパネル(資料

オリンピックの「ミライトワ」、パラリンピックの「ソメイティ」、それぞれのマスコットキャラのパネルが、庁舎西口ロビーにフォトスポットとして設置されるものです。

8月30日まではパネル展の横、その後9月28日まではカウントダウンモニター前にありますので、区役所にお越しの際はご覧になられてはいかがでしょうか。

4.学校施設の計画的な更新(資料

国の方針に基づき、学校施設の長寿命化計画を策定するため、今年度と来年度にかけて、旧耐震基準で建築された全ての学校の耐久性調査を行うことなどの報告です。区有施設の4割を占めるのが学校であり、各施設をどう扱っていくかは非常に重要です。

視察(行程表

午後は横浜市のPFI事例の調査へ。同市では、これまで14のPFI事業を行ってきたほか、それ以外のPPPも積極的に実施しています。

上下水道施設や学校、区庁舎の更新や維持管理などを民間提案で行うことで、役所のアイディアを超えた成果が生まれ、かつコストの削減にも繋がっています。

印象的だったのは十日市場小学校の移転新築および維持管理で、実施設計まで終わった後に、当時の中田市長のトップダウンで急きょPFI手法を導入することになったものです。そのこと自体はどうかと思いますが、維持管理を事業者に任せることで、設備の補修などは教育委員会を通さず迅速に対応でき、現場の先生からも評判が良いとのことです。また、副校長の戸締まりの負担軽減も大きいとか。

PFIの特徴は、細かな仕様発注ではなく性能発注、つまり役所側の希望を民間のノウハウで実現することにありますが、目黒区も施設の再整備にあたっては、維持管理まで含めた大きな視点で民間の力を活用することで、コスト削減とサービス向上の双方を実現できるよう、より積極的に考えるべきではないでしょうか。