オイシイ!?おしゃべり会議

西崎つばさの活動

高校生×政治家

今日は早朝から、自衛隊三宿駐屯地の訓練場をお借りして少年野球の大会。3試合連続審判という、なかなかハードな日中でした。

そして、終了後はそのまま永田町へ。高校生と政治家がゆるくおしゃべりする「オイシイ!?おしゃべり会議」に参加してきました。立憲民主党の青年局が企画したイベントです。

これまでも、高校生も含むインターン生たちと話す機会は多くありましたが、これだけ大規模なイベントは初めてです。20名くらいの政治家に対し、高校生は80名ほどが集まる大盛況ぶりでした。

会場の様子です。

ゆるくおしゃべりする会

当日の進行は4セッションで、
・お菓子プレゼン
・世の中の疑問
・政治家の悩み相談
・高校生の悩み
という流れになっていました。

何らかの社会課題解決に向けて議論する場ではなく、日ごろ思っていることを適当におしゃべりするのが趣旨のイベントです。

お菓子プレゼン

500円以内のお菓子を持ち寄って、みんなで食べながら話すことになっていたのですが、持ってきたお菓子について、1分以内で真剣なプレゼンを行いました。

私は柿の種を持って行き、皇太子妃の雅子さまが柿の種をお好きであること、そして雅子さまのご実家が目黒区にあるということをプレゼンしました。

何の変哲もないコイツです

チョコレートやクッキー、ミルキーなど定番のお菓子も多い中で、私が気になったのは、杉並区から来た男子のレーズンパイ。「地元民は大抵知っている」とのことで、後で調べたら「こけし屋」のお菓子でした。なるほど。

世の中の疑問

高校生の皆さんから、ジャンルを問わず疑問に思うことを書き出してもらいました。

「なぜ投票率が低い?」という定番の疑問から、「なぜ日本人は投資ではなく貯蓄ばかり?」 というやや高度な質問、「恋と愛の違いは?」という哲学的な話まで、幅広いテーマが話題となりました。

政治家の悩み相談

次に、政治家側が高校生に悩みを相談するというコーナーです。

私は「スマホは電話ではない?若者は電話なんてしない?」という疑問をぶつけさせていただきましたが、回答が超いっぱい返ってきました。(笑)

「電話は(記録に残らないから)重要な決定に向かない」や、「やっぱり声で話さないと真意が分からない」、「固定電話は恐怖」など、人によって様々でした。

そもそも、物に対する態度なんて人それぞれですから、「若者とスマホの関係は○○だ」などと一括りにすることが失礼な話で、オジサン的ですね。そして、「スマホはスマホ」であり、それが電話なのかSNSツールなのかと旧時代のカテゴリーで捉えようとすること自体がナンセンスであることが分かりました(泣)

高校生の悩み

最後は、高校生の日頃の悩みを書き出してもらい、それらと政治との関連性を示しながら答えていくというセッションでした。

「受験が不安」、「将来に金がかかりすぎ」、「友だちを増やしたい」、「学校がつまらない」など、現実的なトピックが沢山あがりましたが、大抵は政治との紐づけが何となくできることを考えると、政治には無関心でいられても無関係ではいられないことを改めて感じました。

まとめ

私のテーブルは撮影NGのグループだったので、細かな様子がお伝えできないのが残念ですが、高校生の皆さんとコミュニケーションが取れたことは楽しかったですし、参加者も面白く感じていただけたようです。

そのうえで、政治家は「聴く」ことを重視しなければならないと思います。 相手が高校生であろうと、「教える」「説き伏せる」といった態度ではダメで、対等に話を聴く技術を身につける必要があります。

そして、こうしたイベントは地方議会の議会報告会で行われている地域もありますので、高校生のみならず、政治の側が有権者に近寄っていくことが重要であると再確認しました。

早くも第2回も実施する方向性が現場で決定し、高校生の意見を政策に反映していく試みも検討していくとのことで、まだまだ発展しそうな企画です。