森林環境税(予特2日目)

情報公開

2019.3.12 予算特別委員会

予算委員会2日目。昨日に続き、今日は歳入の項目で質問しました。

森林環境税

来年度から、新たに「森林環境税」という税制が導入される予定です。現在、衆議院を通過して参議院に送付されているところですが、衆院でも共産党が反対したのみであり、ほぼ間違いなく成立すると思われます。制度については、こちらのページが詳しいです。

ざっくり言うと、森林整備を目的として、日本中から住民税に1000円を上乗せして徴収し、林野率や就業者数に応じて地方に分配する税制です。

徴収の方は2024年から開始される見込みですが、分配(森林環境譲与税)の方は特別会計の借り入れで先行して譲与されることになっており、来年度から目黒区も含めた各自治体に入ってきます。

単純に住民税に上乗せですから、今後、目黒区民全体では1億6千万円強が取られていくことになりますが、目黒区は森林を持っていないため、集まった金額のわずか27%を、さらに自治体の人口比で分配していくという、都市部には厳しい税制と言えます。

とは言え、わずかでも入ってくるのは事実。森林整備という観点では、地域振興課が、長野県長和町の分収造林の間伐経費を予算要求していましたが、見送りとなってしまいました。他には、木材の利用促進や普及啓発にも使って良いとされていますので、区の施設に木材を使うといった方法も考えられます。

いずれにしても、法律案では使途を公表することが義務付けられていますから、納得できる使い方となるよう、今から準備が必要だと思います。

目黒区の話ではありませんが、この税制を活用してどんどん杉を植え替えて花粉症が改善するのであれば、喜んで1000円払いますが、どうなるでしょうか。

話題メモ

総括質疑

・想定を超える災害への対応

歳入

・財調協議(入学支度金、職員削減圧力、減収補てん債)
・株式譲渡所得割(引き上げの影響)
・ふるさと納税、GCF
・寄付の受け入れ窓口

議会

(なし)

総務

・区役所内喫煙所の今後
・就業時間中の喫煙
・乳児用液体ミルク
・防災備品の最新化
・虐待対策とDV対策
・特殊詐欺対策
・人事委員会韓国見送り
・産休や育休の代替職員
・D級ポンプ更新
・防災士の組織
・防災倉庫の運搬機械
・地域避難所(簡易ベッド、トイレ、食事)
・生活安全推進員
・避難所の発電機
・職員の危機管理意識
・SOGIに関する政策
・子どもへのデートDV教育
・雅子様の祝賀
・男女平等共同参画
・おせっかいによる虐待防止
・共生への意識
・電動自転車のバッテリー盗難
・補完避難所
・一時滞在施設
・保育所の避難行動
・平和マップ