2019.6.19 本会議(議事次第)
定例会3日目は、各議案が上程されました。今回の目玉は、なんと言っても韓国のソウル特別市中浪区との友好都市協定についての議案です。
昨年12月に、地方自治法96条2項に基づいて議決事件を定める条例を制定したことから、目黒区としては初めて、協定締結が議案として上程されたものです。
以下、簡単に各議案をご報告してまいります。
議案→(付託委員会)
第22号 アメリカ軍人の軽自動車税(議案)→生福
地方税法が改正され、「軽自動車税」の名称が「軽自動車税(種別割)」となることに伴い、規定の整備を行うものです。この規定が適用された事例は、これまで目黒区ではゼロとのこと。
第23号 特別区税(議案)→生福
こちらは直近の地方税法改正に合わせて、
・住宅ローン減税の延長
・ふるさと納税厳格化への対応
・事実婚状態でないひとり親の所得に応じた非課税措置
・自動車のグリーン化特例の延長と、以降の対象を限定
などの条例改正を行うものです。
第24号 介護保険(議案)→生福
消費税が10%に増税されることに対応し、低所得者の保険料率を引き下げる軽減措置を拡大するものです。関連する厚生労働省の通知はこちら。
第25号 災害弔慰金(議案)→生福
第8次地方分権一括法によって、災害援護資金の貸付利率を区が条例で独自に定めることができるようになったことから、3%であった利率を規則で定める率(規則では1.5%の予定)にするとともに、政令改正によって保証人の要件緩和や償還方法の拡充が図られたことから、保証人を立てる場合は上記の利率を無利子に、償還方法は年賦だったところに半年賦と月賦を加えるものです。
第26号 応急福祉資金(議案)→生福
上記の政令改正では、延滞利率を引き下げる内容も含んでいることから、これに準じて、応急福祉資金の違約金の利率を年10.95%から年5%へと引き下げるものです。
第27号 水害援護資金(議案)→生福
上記の25号、26号と同様の考え方で、保証人や貸付利率、償還方法および延滞利率を変更するものです。
第28号 放課後児童健全育成事業(議案)→文教
厚生労働省の省令改正によって、放課後児童支援員の認定資格研修を、都道府県知事だけでなく政令指定都市の首長が実施できるようになったことから、規定の整備を行うものです。
第29号 家庭的保育事業等の基準(議案)→文教
政令改正(案しか見つかりませんでした)によって、連携施設の確保の期限が5年延長されたことに伴い、規定の整備を行うものです。これはその場しのぎとしか言いようがありません。
第30号、31号 区有通路路線の一部廃止(議案30号、31号)→都環
補助46号線の拡幅に伴い、区有通路を都に売却するため、廃止するものです。どちらも、うちの近所です。
第32号 友好都市協定(議案)→生福
大韓民国ソウル特別市、中浪区(チュンナング)と友好都市協定を結ぶものです。国同士の関係が思わしくない状況ですから、こうした自治体、人レベルでの草の根交流が非常に意味を持ってくると思います。
推薦
後期高齢者医療広域連合議会
東京都が広域連合で運営している後期高齢者医療制度の議会議員について、目黒区から候補者を推薦するもので、本区議会では選挙で選ばれます。
田島けんじ議員 28票、石川恭子議員 6票、 白票 1票
ということで、田島けんじ議員を推薦することになりました。