新型コロナワクチン、目黒区の状況は?

紹介・解説

※ こちらの記事は、更新を停止しています。古い情報となっておりますので、ご注意ください。

目黒区議会議員の西崎つばさ(37歳、7/4都議選の公認決定)です。

いよいよ、新型コロナのワクチン接種が始まりました。国の動向やワクチンの有効性などについて、メディアで取り上げられることは多くありますが、個々の自治体の動きが紹介されることは、ほぼありません。

そこで今回は、目黒区の新型コロナワクチンの状況について、ご報告してまいります。

※ 当初は行政の情報が不足していたために、本記事で準備の経過を詳しくご紹介してきましたが、事業が開始されて区ホームページも充実してきたため、更新を停止します。最新情報は、以下の公式サイトをご覧ください。
https://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/hoken_eisei/shinryo/yobosesshu/covid19/index.html

(最終更新日 2021.5.18)

目黒区の新型コロナワクチン接種体制

巷では各種ワクチンの特性や効果、副反応、供給体制など様々な情報が飛び交っていますが、ここではなるべく、目黒区における体制構築に特化してご紹介したいと思います。

念のため、首相官邸の特設ページのリンクを貼り付けておきますので、国としての全体的な動きは、こちらからご覧ください。
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html

また、大規模接種センター(東京会場)についても、国の方で扱っていますので、以下のページをご覧ください。
https://www.mod.go.jp/j/approach/defense/saigai/2020/covid/center.html

実施体制について

ワクチン接種は国の事業ですが、実施主体は目黒区であり、住民票を持つ区民に対して、ワクチンを接種できる体制を構築することになっています。

ただし、長期入院や入所、単身赴任や下宿学生、里帰り出産などの事情がある場合は、所要の手続きを行うことで、住民票のない現居住地でもワクチン接種を受けることが可能とされています。

なお、各行政体の役割分担は以下のようになっています。

国→主導的役割を担う
ワクチンの確保、費用の負担、接種順位の確定、副反応疑い報告制度の運営など。

東京都→広域的な視点で自治体を支援
医療従事者等への接種体制の調整、卸売業者との調整、専門的相談対応など。

目黒区→ワクチン接種の実施主体
医療機関との委託契約、会場の確保、住民への通知、一般相談対応など。

接種順位

※ 人数は目黒区内の推計です。

接種順位は国が定めることになっていますが、最初に医療従事者、次に65歳以上の高齢者、その後に基礎疾患のある者やBMI(体重<kg>÷ 身長<m>の2乗)が30以上の肥満者、高齢者施設の従事者、60~64歳の者、最後にそれ以外の者と示されています。ただし、ワクチンの供給量によって、今後も随時見直しがされていくものと思われます。

なお、ファイザー社のワクチンは16歳以上を対象としていますが、それ以外のワクチンの見込みも含めて、16歳未満をどう考えていくかは、5月18日時点では不明となっています。米国では、12歳以上にも効果が認められ、対象が拡大されていますね。

目黒区のスケジュール

接種券(クーポン)の発送

接種券は、年齢に応じて2回に分けて発送されます。75歳以上の方には4/19、65歳以上75歳未満の方には5/17に発送することになっています。

予約受付

予約の受付開始も、年齢ごとに設定されています。85歳以上は4/23~、80歳以上は4/26~、75歳以上は4/30~となっており、つまり年齢が高い方が優先して予約を取りやすいよう工夫しています。

また、後半に郵送券が送られる65歳以上の方は、5/21~予約開始と公表されています。

接種開始

実際の接種は、会場ごとに順次開始されることになります。目黒区の施設については、

・めぐろ学校サポートセンターは5/6~
・北部地区サービス事務所と八雲体育館は5/10~
・目黒区総合庁舎と碑住区センターは5/11~

となっており、その他の病院での接種も、順次開始されています。

接種までの流れ

1.接種券の受け取り

上記でお知らせしたように、75歳以上の方、65~74歳の方と2回に時期を分けて、接種券が発送されますので、そちらを受け取ります。問診票も同封される予定ですので、可能な部分は事前に記入しておくと便利でしょう。

2.予約

予約は、電話とLINEの2種類の方法があります。

◇ 電話 ◇

まず、電話の場合は以下のコールセンターから予約することが可能です。

目黒区 新型コロナワクチン接種コールセンター
0570-058-050
受付時間:月~土曜 8:30~17:00

なお、こちらは予約だけでなく、ご不明な点の説明など、ご相談にも応じています。

◇ LINE ◇

次にLINEですが、目黒区の公式アカウントから予約することができます。こちらのLINEアカウントは、それ以外にも様々なご案内などに対応しています。

※ 接種会場

初期段階のワクチン接種は、区内の医療機関および区が設置する集団接種会場において実施される見込みです。

医療機関

A.三宿病院(上目黒5-33-12、祐天寺駅から徒歩15分)
B.東京共済病院
(中目黒2-3-8、中目黒駅から徒歩7分)
C.厚生中央病院
(三田1-11-7、目黒駅から徒歩15分)
D.目黒病院
(中央町2-12-6、学芸大学駅or祐天寺駅から徒歩10分)
E.碑文谷病院(目黒区南2-9-7、大岡山駅から徒歩10分)
F.第一病院
(中根2-10-20、都立大学駅から徒歩5分)
G.本田病院
(柿の木坂1-30-5、都立大学駅から徒歩2分)
H.東京医療センター
(東が丘2-5-1、駒沢大学駅から徒歩15分)

集団接種会場

1.北部地区サービス事務所 9F会議室(大橋1-5-1、池尻大橋駅から徒歩6 分)
2.目黒区役所1F 休憩コーナー&和室(はぎの間)(上目黒2-19-15、中目黒駅から徒歩5 分)
3.めぐろ学校サポートセンター体育館&グラウンド(中目黒3-6-10、中目黒駅から徒歩15 分)
4.碑住区センター内(土木公園事務所跡地)(碑文谷2-16-6、学芸大学駅から徒歩20 分)
5.八雲体育館(八雲1-1-1、都立大学駅から徒歩7 分)

3.会場での予診および接種

予約した接種会場において、問診票などを基に、医師による予診が行われます。問題がなければ、そのままワクチンの接種を受けることになります。

4.経過観察

接種後は、アレルギー反応の有無などを確かめるため、30分以上の経過観察を行うことになっています。目黒区の会場でも、そのための専用スペースが設けられていますので、しばらく様子を見ていただくことになります。

5.2回目の接種

ファイザー製ワクチンは、基本的には20日の間隔を空けて、速やかに2回目の接種を受けることとされています。基本的には、1回目の接種後にすぐ予約を取ることになります。接種券は最初に郵送されてきたものを再び使用しますので、捨てたり、紛失したりしないよう、十分にお気をつけください。

その他の注意点

1.新型コロナワクチン詐欺にご用心を!

ワクチン接種の予約金として、金銭を要求する電話が確認されています。目黒区は特殊詐欺の被害が全国に比べて多いということもあり、特にご注意いただきたいと思います。

対策を講じる場合は、区が実施している着信拒否装置(トビラフォン)自動通話録音機の活用も検討されてはいかがでしょうか。

2.過度な反ワクチン報道や主張にご注意を!

新型コロナワクチンの接種は、あくまでも任意であり、強制ではありません。新たに開発されたワクチンに対して、心配される方も多いことと思います。

しかしながら、極端に不安をあおる議論には注意が必要です。今後、国に承認されて流通していくのは、非常時ながらも科学的に効果が立証され、かつ一定の安全性が確認されたものとなります。

「ワクチンを打った後に死亡」などという報道も見られますが、接種した帰り道に交通事故に遭って亡くなったとしても「有害事象」としてカウントされます。注目すべきはワクチンとの因果関係です。

皆さまにおかれましても、各所からの情報を冷静にお受け止めいただき、ご判断を頂ければ幸いです。

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