昨日に引き続き、生活福祉委員会。今日は陳情審査の日です。議事はこちらです。
・GTプラザホールの利用に関する陳情(資料、GTホール予定)
本当は他にも資料があるのですが、区の今後の対応に影響しかねないと判断し、伏せさせて頂きます。予定を見ると明らかなように、中目黒駅前にあるGTプラザホールは、利用可能コマ数の実に50%を超える割合でサルサ関連のイベントが行われています。ホールの利用は抽選で決定しているのですが、登録しているサルサ団体が全体の半数以上を占めるため、必然的に当選する場合が多くなっているのです。
公の施設である以上、イベントのジャンルによって使用日数に制限を設けるのは難しく、抽選方法を工夫する必要がありますが、良い枠組みを構築できていないのが現状です。
この陳情は全会一致で継続審議となり、引き続き対応が検討されます。
・下目黒福祉工房の運営見直しに関する陳情(資料)
先日、視察した下目黒福祉工房についての陳情です。行革計画の中で指定管理に移行するとされていますが、それと施設の改修はセットではないとの事でした。平成30年の移行に向けて、利用者が利用しやすいよう慎重に検討して欲しいと申し上げました。
民主と共産が継続すべきとしましたが、少数。あらためての議決では共産が退席し、他はいずれも採択すべきとし、採択されることになりました。
・障害者総合支援法についての意見書提出に関する陳情(資料、総合福祉部会の骨格提言)
資料として骨格提言の一部が配布されましたが、ネットに全文が転がっていますので貼付しました。
障害者自立支援法が総合支援法に移行するにあたって、上の骨格提言がなされたのですが、その多くが反映されていないという趣旨の陳情です。かつての民主党マニフェスト掲げていたことであり、非常に悩ましい内容です。
共産が採択すべきとし、他は継続としたため、継続審議となりました。
・税の軽減措置の継続についての意見書提出に関する陳情(資料、補足資料)
東京都に権限がある固定資産税、都市計画税の軽減ですが、古くは小規模住宅用地に対して昭和63年から、1年毎の事業として軽減措置がずっと続けられており、東京都に大きな動きは見られないようです。これを廃した場合、目黒では、小規模住宅用地で13億9千万円、小規模非住宅用地で5億2千万円、商業地等で1億7千万円の増収(区民にとっては増税)になるとの事です。
共産が採択すべきとし、他は継続としたため、継続審議となりました。
・雇用環境の整備に関する意見書の提出を求める陳情(資料)
継続審議となっていた陳情です。わが会派は前回に採択すべきとしています。
労働派遣法の改正(?)が本日の参議院本会議で可決されてしまい、非正規雇用を望まないのに固定化されてしまう方が増えていくことが懸念されます。多様な働き方は認めて然るべきだと思いますが、現在の労働法制は逆の方向を行っています。
民主は採択すべき、他は継続としたため、継続審議となりました。