市川市で、保育園の建設が中止になったニュースが世間を騒がせていますね。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160412/k10010476421000.html
周辺住民を意図的に悪者に仕立てあげる風潮には与しませんが、それでも悲しいニュースだと思います。道路が狭くて危ないという主張も一理ありますが、それでも預かって欲しいと願う親御さんは大勢いるでしょう。彼ら/彼女らからしたら、一生が左右される話なのですから。
目黒区では、反対運動が起きていた平町の認可保育園が今年(2016年)6月にオープンすることが決定しています。結果的には1年以上遅れてしまいましたが、何とか地域の合意を取りつけた形です。
区内では、八雲の国有地を活用した保育園計画でも反対運動が起きていますが、昨今の気運の高まりと平町問題の解決を契機に、前進することを強く期待します。
以前インタビューをお受けした境治さんの記事のタイトル通り、赤ちゃんにきびしい国で、赤ちゃんが増えるはずがないと思います。
これは子どもだけの問題でも親だけの問題でもなく、日本の浮沈がかかったテーマです。人口構成の逆ピラミッド化を阻止し、できる限り均等にならない限り、国力が下がるばかりか社会保障すら維持できなくなります。
私の世代が発言すると、当事者の問題として見なされがちですが、日本の将来を憂う、見識あるご高齢者の方々からも、ぜひご意見を発信して頂きたいと思います。