今日はローカル・マニフェスト推進地方議員連盟(LM地議連)の勉強会、「議会図書室改革を始めよう!」に参加してきました。LM地議連については何度も書いていますが、秘書時代から、私が最も学ばせて頂いている超党派の議員連盟です。
タイトルの通り、テーマは議会図書室を活用しようというものです。
議会図書室は、地方自治法100条の19によって必置、つまり必ず設置しなければならないとされています。ついでに言えば、100条の20では一般に利用させることができるともしています。
しかし、実際に活用されているのは稀な例で、目黒区議会の図書室(下の写真)も、一般に開放されることもなく、ホコリを被っています。
勉強会の全体の方向性としては、予算、場所、人の制約がある中で、どのように図書室の役割を再定義できるかが議論になりました。
また、山梨学院大学の江藤教授からは、調査研究といった役割だけでなく、住民に開かれた議会として、争点情報が図書室に求められるとの指摘がありました。
(イメージ図)
そして、参加者に最もインパクトを与えたのが、国会図書館職員の方の講演でした。
滋賀県議会で、図書室に司書を置くという議員提案が猛反発を受けた事を紹介し、その反発に内在する誤解を一つ一つ解きほぐし、司書の役割と、調査活動における優位性を解説してくれました。
それにしても、ネットとデータベースの進化は恐ろしいですね。e-StatやRESASくらいは知っていましたが、国会図書館のWARPが過去の自治体サイト情報を格納していることや、蓮舫秘書時代に読んでいた「Issue Brief」がPDFで読めること、そして何よりも、eLenという条例データベースで、全国の条例を比較できる事は初耳でした。
エレンは、各議会事務局にIDとパスが送付されているとの事ですので、早速週明けに問い合わせてみます。参加者一同、調査をしたい衝動に駆られた事でしょう。(笑)
最後に、もはや定番になりつつあるグラフィックレコーディング。豊川市のとみた潤議員と、那覇市の前泊美紀議員の作品です。
私も挑戦したい…と毎回思いますが、やはり不安です。(笑)