選挙業務の合間を縫って、油面小学校へ。同小PTAの講座に誕生学の大葉ナナコ先生が来ると聞き、お願いして友人枠で参加させて頂いたのです。私以外の参加者は全員がお母さんであり、ものすごく肩身の狭い思いでした(^_^;)
誕生学とは、子どもたちに生まれてきたことの素晴らしさや喜びを伝え、自分を大切にする意識を持たせる事を目的としています。(参考:誕生学協会サイト)
大葉さんは、昨年末に行われた児童虐待防止PTの講演会(参考ブログ)に参加者としてお越し下さっており、当日の講師だった辻由起子さんから「本当はそちらに座っている方ではない」と紹介された事で、私もその存在を知ることになった方です。
今日の内容は、性教育について保護者の方へのアドバイスといった側面が強かったのですが、それでも非常に示唆に富んだお話でした。もっとも重要なのは、やはり自尊感情の育成なのだと思います。
自分の生命の大切さが分からなければ、大切にしないでしょう。それはセルフケアを怠ることに繋がり、性被害を受けたり、望まない妊娠に至ることも有り得ます。そうすると、自分の子どもを心から愛せないという状態に発展しかねません。そしてそれは、虐待という結果を引き起こす可能性もある訳です。そこまで行かなくとも、自分を大事にすることは重要ですし、同時に他人を大事にすることも出来るようになるのではないかと思います。
しかし、男性の認識、役割が追いつかない気がしています。女性が自らを守る知識を獲得しなければならないと言われる一方で、本来は男性も同じような知識を得て、尊重することが必要なのではないでしょうか。結局、社会に根づいた性差がほとんど解消されていないことの裏返しであるのだと思います。
この類の話は、今日の参加者に如実に表れているように女性の視点から語られることが多いですが、だからこそ、男性の視点でどうあるべきかを考えなければなりません。
今日も良い出会いを頂きました。