マニフェストサミット2016

西崎つばさの活動

昨日の委員会の後は、高校生のインターン2名を連れてダッシュで日本橋へ。

早稲田大学日本橋キャンパスにて、私が最も大事にしている議連であるローカル・マニフェスト推進地方議員連盟(LM地議連)が主催する「マニフェストサミット2016」へ出席してきました。内容はこちらです。

今回のテーマは、「地域課題を解決する議会」でした。栗山町の議会基本条例制定から10年が経過し、いわゆるフルセットの議会改革を進めるところが増え、そのPDCAサイクルも回し始める議会が出てくる中で、それらが本当に地域課題を解決しているのか、不足している点はないのか、という観点です。

何度もブログで言及していますが、目黒区は第一の議会改革すら着手していませんので、ついに三巡遅れに突入することになりますね(^_^;)

新日本パブリック・アフェアーズの黒石さんからは、介護問題と水道インフラの問題について、公民連携という視点からお話を頂きました。目黒区を含む都内では、水道は東京都で広域運営されているため、実感の湧くトピックではありませんでしたが、人口が減少しており、かつ大手のユーザーが離れていっている現在、これから200%近い値上げが必要である地域も出てくるほど、水道インフラの問題は危機的です。

しかしながら、それに対する抜本的な解決策に取り組んでいる自治体は数える程しかなく、議会こそが情報を集め、行政に改革を提案すべきだというお話でした。もちろん、介護の問題、特に人材不足は日本全国で深刻な課題として捉え、解決策を進めなければなりません。

その後のプログラムでは、歴代マニフェスト大賞実行委員長のリレートークや、歴代グランプリ受賞者の事例報告が行われました。目黒区から、伊藤ゆう前都議も壇上に立ちました。itou

どの議会・会派も素晴らしいのですが、中でも目を引くのは、昨年グランプリを受賞した可児市議会でしょう。市民の中でも、さらに高校生や子育てママを巻き込んでいくことで、意見を政策に反映させるだけでなく、当事者意識や地域への愛着を芽生えさせ、人材を育てるという「地域課題解決型キャリア教育」を標榜し、実践しています。

私も先進的な取り組みに目が行ってしまう方なのですが、今日の北川先生の言葉が印象的でした。
「もはや1人の議員ではなく、総体としての議会が問われている。」
一議員としてではなく、議会全体として、地域の課題解決にどんな役割を果たさなければならないのか。また、そのために何が問題で、何を変えなければならないのか。

相変わらず遠い道のりですが、まずは明日2日目もしっかり勉強します。