関東若手市議会議員の会、キックオフセミナーが開催されました。テーマは「乳児用液体ミルク」で、8月末に私がお話を伺った末永恵理さんに講師を務めて頂きました。そう、あの時お目にかかったのは、このセミナーの打ち合わせのためだったのです。
この問題の概要については、以前のブログに少し詳しく書かせて頂いたので省略いたします。ただ、今回は研究会の中に入っているメーカー側の方のお話も伺うことができ、新しい発見もありました。
それは、例えば製造の技術的な問題。例えば消費期限を1年に設定しようとすると、「実力」としては1年半か2年程度が求められます。しかし、無菌充填をしても、そもそも栄養価の高いものであり、菌が繁殖しやすい環境はどうしようもありません。
ペットボトルには、実は酸素透過性があるため炭素皮膜が必要であったり、キャップ部分にアルミを貼るにしても、熱を加えて密封するのに時間がかかるリスクもあるなど、製造の工程で考えられる問題は非常に多くあると言います。
さらには、民間企業として製造・販売するにあたっては、非常時の備蓄という考え方では手を出しづらく、普段から使用するという前提でないと、研究開発が進められないのです。
考えてみれば当然の事ですが、現在の状況を考えると、メーカーが踏み出さないと進まない側面も大きいため、非常に重要な話だと思います。
今後、各方面からより大きな声、議論があがってくる事が必要です。私も、意見書なども視野に、引き続き考えさせて頂きます。