公契約条例の「中間のまとめ」

情報公開

常任委員会での議案審査の日でした。数は多いですが、特に職員の待遇について関連する条例案が多いため、審議はスムーズに進みました。議事はこちらです。

<議案> → 全て原案どおり可決すべきものと議決
1.手数料条例(議案資料
法律の施行に伴う改正であり、特に議論になる点はありませんでした。ただ、今回は2000㎡以上の非住宅建築物が適合義務という枠組みですが、今後、省エネ性能の基準適合を拡大していく流れが国から示されているとの事です。

2.特定個人情報保護(議案
これも、昨日のブログで解説した通りです。独自事務についての情報提供等記録の訂正の通知先について、これまでは規則でしたが、法に書き込まれたとの説明がありました。

3~8.育児介護休業など(議案4号5号6号7号8号9号
・補足説明資料
私も含め、それぞれの委員から「制度があるだけでなく、実際に活用できる職場環境づくりを」という意見が出されました。なお、超勤代休については翌月までの繰越で運用するそうです。そもそも長時間労働を抑制しなくてはなりませんね。

9.配偶者同行休業(議案
これまた特に議論はありません。そもそも、人材の確保という観点。国の方では実際に問題となるケースが発生しているらしいですが、区で制度が使われた例はないとの事です。

<報告事項>
1.公契約条例の「中間のまとめ」(資料
公契約条例の検討について、課題などをまとめた中間資料が報告されました。今後、事業者や関係団体に送付し、意見を出してもらい、条例案骨子が組まれていく事になります。
委員会でも指摘しましたが、資料は中間と言っても相当初期段階のもので、「区としてこうしていく」という方針は示されていません。それが悪いという訳ではなく、むしろこれ以外にも様々な政策や条例について、このように区民や団体と協力して練り上げていって欲しいと感じてしまいました。

2.郵便局との協定(資料
目黒区は、目黒区内の郵便局と包括的な協定を結ぶことになりました。これまでも地域の見守りなど各種のご協力を頂いていたのですが、それらを総合的なものとして今後の連携を深めていく内容です。また、不法投棄の情報提供については、新たに加わったものです。件の業界ではありますが、地域への貢献姿勢には、本当に頭が下がります。

3.施設データ集(資料
目黒区の区有施設について、詳細なデータをまとめた資料が更新され、平成27年度末版が完成しました。膨大な資料なのでスキャンは割愛しましたが、区サイトのこのあたりにアップされる事になるかと思います。素晴らしい資料です。

4、5.都区財調(来年度今年度の再調整
いつも何かと問題になる都区財政調整制度について、来年度の方針と今年度の再調整の報告がありました。目黒区に関して言えば、今年度は9億円追加されましたが、来年度は4億円減らされる見込みです。小池知事のもと、区市町村への分権も進むのでしょうか。

6.インフレスライド(資料
新たな公共工事設計労務単価が示された事に伴い、これから契約に至る工事で旧労務単価で積算されているものと、既に進行中の工事で工期が2か月以上あるものについて、金額の変更の協議ができることになりました。