住宅政策審議会。区長への答申を決定する最後の回で、ふりかえり的な議論が行われました。
議事はこちらです。
<資料>
・議会からの意見
・区民からの意見と対応案
・小委員会の審議
・答申(案)
・「中間のまとめ」からの変更箇所
これまでの経緯を踏まえると、今回の答申の最大の特徴は「主体的な取り組み」を取り上げた点にあると思います。パブコメで全く言及がなかったのは残念ですが、住宅については、ハード面(耐震化など)もソフト面(コミュニティなど)も、区民に主体性があることが非常に重要だと思います。大規模災害に備えた耐震化などが最も分かりやすい例です。
他人に迷惑をかけなければ良いではなく、地域の中に住んでいることに付随する役割を、多くの方に主体的に認識して頂けたらと願っています。
また、最後に若者への対応について発言させて頂きました。
審議会では私が最年少となりますが、それでも子どものいるファミリー世帯です。巷の「住みたい街ランキング」で目黒区を指名して、実際に引っ越してくるような世代は、もっと下でしょう。
彼らの多くは、近所とのお付き合いなど全く気にしていないですし、良好な環境を維持することにも興味がないでしょうし、街のみどりが豊かになる必要も感じていません。その世代に、どう対応していくのか。
もはや住宅政策の範疇は飛び出ますが、取り込んで感化できるのか。彼女らに向けた施策も実施すべきなのか。いや、切り捨ててしまえばよいのか。ここでは結論は出せませんが、今後、より深刻に捉えなければならなくなる問題だと思います。
無責任に話題だけ投げて終わってしまいましたが、今年度の住政審は今日で終了です。5月には、議会枠の顔ぶれにも変更があり、私が次回以降も参加できるかは分かりません。
しかし、区民にとって最も身近な政策の一つですから、これまでの経験を活かして、議会でも考えていきたいと思います。