図書館カラー

情報公開

予算委員会7日目、ついに最終日です。残っていた都市整備費、環境清掃費、教育費から各特別会計へと一気に進み、終了となりました。私も2点にわたって質問しました。

・路上禁煙の扱い
報道されている通り、今国会には屋内原則禁煙を趣旨とした受動喫煙防止の法案が提出される見込みとなっています。東京オリパラを見据えての動きですが、一連の「日本のタバコ対策は世界一遅れている」というのは、私はプロパガンダだと思っており、実態は「ガラパゴス」だと思います。つまり、世界の潮流は屋内禁煙ですが、むしろ日本は屋外を取り締まってきた経緯があるのです。

このまま受動喫煙防止の新法が制定されると、一気に世界一タバコ規制の厳しい国になります。私はタバコを吸わないのでそれでも構わないのですが、考え方としては、これまで規制してきた屋外を喫煙OKにする考え方もあります。

目黒区は、歩行喫煙を禁止し、かつ路上喫煙禁止の区域を設けていますが、国の動向を見つつ、独自に対応を検討する余地があると思います。それについて質問したところ、「屋外を一律に禁煙にするつもりはない」「タバコ業者と連携した対策も考えたい」と、微妙ではありますが区の考え方を示してくれました。

法案が明らかになり次第、レポートなどで広く議論を呼びかけたいと思います。

・図書館業務の委託
予算要求では、図書館業務の委託内容を充実させるために3300万円が要求されていたのですが、予算案では2200万円も削られることになりました。その中身を質問したのですが、なんと、想定していた事業はそのままに、コストを削減することができそうとの事。よほど優秀な事業者なのか、区の積算が見当ハズレだったのかは定かではありませんが、中央図書館長が自信を持って答えて下さったので、事業内容は充実するのでしょう。

その上で私からは、図書館によって個性を発揮させていく提案をさせて頂きました。例えば長崎市立図書館では、市のがん死亡率が高い割に検診受診率が低いという背景から、がんに関する情報を充実させているという例があります。このように、基本となるサービスを備える事は前提としてですが、ある図書館は医療、別の所ではスポーツ、ここでは食文化などと、図書館によって独自のカラーを持たせていくことで、魅力を高めていく事ができると思います。

どうやら、区側も同様の検討をしているようで、具体的には聞き漏らしましたが、現在策定している何らかの方針の中に、そういった内容を盛り込む事を考えているようです。今後に期待します。

以下、本日のメモです。自分以外。
(都市整備費)
・空き家対策

(環境清掃費)
・清掃工場停止
・粗大ごみ中継所
・食品ロス
・ごみの分別
・清掃工場の緑化
・受動喫煙防止
・清掃車両事故防止
・めぐろスマートライフ
・ハクビシン対策

(教育費)
・英語教育
・伝統文化教育
・3区間交流
・防災教育
・教員の防災士資格
・道徳の副読本
・アクティブラーニング
・専科担当教員
・公立中学の魅力
・世界友達プロジェクト
・就学援助
・不登校児への対応
・プログラミング教育
・英語指導力
・PTA

(国保特会)
・レセプト不正
・広域化
・高額療養費