午前は凍える雨の中、消防団として近隣町会の餅つきのお手伝い。午後は、「市民と議員の条例づくり交流会議」の勉強会で、新公会計制度と予算決算審査の関係について学んできました。
目黒区においても、今年度の分から新たな公会計制度が一部試行実施されることになっていますが、私も何度も書籍などにあたっていますが、いまいちイメージが掴めていません。今日の勉強会は、新制度を用いて予算や決算の審査がどう変わるのか、変えなければならないのかを考える内容でした。
新制度の核の一つが、固定資産台帳の整備にあると言えます。行政が保有する固定資産を整理およびコスト化し、事業にかかるフルコストを検証できるようにすることが狙いです。お金を使って資産を増やすこともできますが、それが原因で財政が追い込まれた夕張市の例もありますし、コストを見える化する必要性が強く指摘されている所です。
前段の講師は、私もその著書を拝読したことのある、習志野市の宮澤さんだったのですが、お祭りの「タコ焼き」と「カメ」の例えを持ち出されたのが、大変に分かりやすいと思います。
つまり、縁日で子どもが親におねだりした時に、タコ焼きなら良いけれどもカメは駄目だという場合がほとんどだと思います。それは、カメは購入(釣る場合が多いんですかね?)して終わりではなく、その後のエサ代や水槽代など、様々なコストがかかることを無意識のうちに自覚しているからだという指摘です。
新たな公会計制度では、このカメにかかるようなコストを見える化して、行財政運営をチェックしていくのがポイントの一つになるのです。もう少し勉強が必要です。