東京若手議員の会の総会&研修会。今回も準備に追われる日々が続いておりました。
総会は事務的なトピックが主ですし、シャンシャン…と行きたいところでしたが、さすがは議員の皆さま、細かいツッコミが幾つも入ってきました。こういった仕事のできる議員が多いと、役所は大変でしょうね(笑)
さて、研修は3本立て。子どもの能動体験の重要さを説き実践する「子どもアイデア学校」と、学生さんたちが研究結果をもとに政策提言を行う「日本政策創造基盤(JaSSK)」、さらにはJaSSKが注目したいじめ防止について、大阪教育大学の戸田有一教授の講義を頂くという豪華な内容でした。
1コマ目は、私も2歳の長男がいることもあり、親の目線でお話を伺いました。
なんとなく理解はしていましたが、やはりテレビゲームやスマホに1日1時間以上触れていると成績が下がる。それは、生活習慣との相関もある。しかも、塾に通っている割合が高くても打破できない壁である。
能動体験の必要性が非常に良く分かりました。これからの子どもたちにパソコンやスマホ(あるいは、さらに技術革新した何か)が必須なのは言うまでもありませんが、それを活用し新たな創造を行うには、一時体験が欠かせない。非常に参考になりました。
2コマ目は、以前に私のところを訪れてくれた学生さんメインのNPO法人です。いじめ防止の他にもAEDや感震ブレーカーなど、様々な政策提言を行っています。地方議員は住民に近く、先進的な施策を提言しやすい一方で、リソースが少ないというのは全くその通りの指摘で、あらためて今後の連携の可能性を感じました。
最後はいじめについて。プログラムというよりは、いじめの構造や、その対応について根幹の部分から教えていただきました。重要なのは、いじめを根絶することではなく、エスカレートさせないこと。いじめの「芽」を摘むことである。ここがポイントなのだと思います。
いじめが悪いということは、ことさら訴えるまでもなく分かっていることであり、周囲の子の気づきと発言を促し、悪化させない環境を作っていくことが大切です。目黒九中エリアでもいじめ防止プログラムが実施されていますし、その評価も高いところですが、いじめのない学校ではなく、見つけられる学校を積極的に作らなければなりませんね。
さて、来年度の留任が承認されましたので、また事務畑を歩むことになりそうです。頑張ろう。