煙に巻かれる自治体?(決特6日目)

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決特6日目、最終日です。都市整備費の続きから、環境清掃費、教育費、国保、後期、介護各会計まで全ての審査が終わりました。

私は環境清掃費のところで、路上喫煙対策について質問しました。最近のお決まりのテーマです。
東京都の受動喫煙防止条例の骨子が公表され、大まかな枠組みが見えてきました。やはり、かなり厳しい屋内禁煙の内容であり、そのこと自体は大歓迎ですが、目黒区をはじめ基礎自治体が屋外での対応に追われる可能性は非常に高いと言えます。

厚労省の概算要求では、受動喫煙防止対策55億円の内数で、自治体の公衆喫煙所設置への助成を打ち出していますが、役人に確認したところ、交付税のスキームが使われるとのこと。つまり、不交付団体である東京都23区には1円も入ってこないことになります。

こんなバカな話はありません。健康面だけでなく、東京オリパラにむけて屋内禁煙を進めるという側面もある中で、その間接的な対策と言える公衆喫煙所の設置助成が、開催地である東京都に入ってこないというのは、もはや何らかの意図すら感じざるを得ません。

区からも、助成事業のスキームであるとか、そもそもの屋外のルール設定などに対し、しっかりと意見を伝えるべきだと思います。

なお、これまでもほのめかされてきましたが、もはや屋外型の指定喫煙所設置は不可能だという区の認識が示されたことは一定の意義があると思います。電話ボックスのような簡易型でもいいので、屋外での路上喫煙禁止を守ろうとする喫煙者の受け皿をしっかりと作らなければなりません。

以下、本日の話題メモ。
<都市整備費>
・耐震診断
・空き家対策
・区営住宅家賃の滞納対策
・自転車走行環境
・放置自転車対策
・区民農園

<環境清掃費>
・ごみ集積所
・軽の収集車
・清掃工場解体
・粗大ごみ中継所
・不法投棄
・羽田空港のルート変更

<教育>
・いじめ対策
・午前5時間制
・不登校対策
・特別支援教育
・性教育、命の教育
・LGBTへの理解
・体育館の冷房
・中学校統廃合
・ランドセルひろば

<国保>
・保険料値上げ
・徴収業務委託