レポート12号が完成しました。まずは10日(日)に、新聞折り込みで区内にお届けする予定です。タイトルは、お分かりのようにパクリです。TTPです。
・西崎つばさレポート12号
ネットで多くの方にご覧いただければ良いのですが、中々そうも行かず、十数万円ものコストをかけてお配りしなければならないのが苦しい所です。
今回は民泊を取り上げました。
これまでも、勉強会や先行自治体の比較をしながら、目黒区の民泊をどうするべきか考えてきましたが、今回のレポートでは期間と区域の制限について、
・住居専用地域は平日の営業を禁止する
・ただし、家主居住型(ホームステイ型)は制限の対象外とする
という意見を掲載させていただきました。
目黒区は住居専用地域が65%、住居系の用途地域が80%以上と、住宅街が広がっているのが特徴です。ここに民泊が無制限で入ってくると、現在の住環境が壊れる恐れが大いにあるため、区民の日常生活が営まれる平日に民泊を制限するのは、合理的であると考えます。
一方で、目黒区は「観光ビジョン」において、まち歩き観光を推進する旨を掲げており、実際に現在でも、週末には多くの来訪者が区内各地を訪れています。このことから、週末に民泊を解禁した際の影響はある程度限定される(現在でも観光客の影響を受けているため)と見ることもできます。
ただし、家主居住型については民泊の理想形であり、日本の暮らしの日常を訪日客に体験してもらうことや、ホストとゲスト、場合によっては地域との国際交流を図ることができますし、騒音やゴミ出しなどのトラブルも発生しづらいと考えられるため、制限すべきでないと思います。
他にも、近隣への周知や民泊物件の公表など細かなルール設定は考える必要がありますが、大きな枠組みにおいて、現時点での考え方を記させていただきました。
現在、民泊についての意識調査を独自に実施中ですので、その結果や皆さまからのご意見、アンケートなどを元に、今後の目黒区にふさわしい民泊のあり方を考えていきたいと思います。ぜひ、率直なお考えをお寄せいただければと存じます。