目黒区認可保育園の申込状況(文教・子ども委員会)

情報公開

定例の文教・子ども委員会。認可保育園の一次選考での申込状況および内定状況の概要が報告されました。

選考結果自体は9日に発表されたにも関わらず、この資料は保護者には渡していないとの事。「先に議会報告が必要」と説明がありましたが、すでに窓口には親御さんが殺到しているわけで、もう少し柔軟な対応ができないだろうかと考えてしまいます。私は「議員=区民」だと思うのですが・・・

以下、委員会のまとめです。

議事次第

<報告事項>
1.主要3計画について(資料
実施計画、財政計画、行革計画の改定案の報告(素案からの変更点)です。それぞれの内容は今後、以下のページあたりに掲載されると思われます。膨大な資料のため、スキャンは割愛します。
・目黒区ホームページ

2.学校評価アンケート(資料
子ども、保護者、地域、教職員の四者による評価アンケートで、今後の学校改善に活用されます。中学生の学習指導等の評価において、保護者(71.2%)と教職員(94.8%)のギャップが浮き彫りになっています。

3.教職員の服務事故(資料
中学校の教員が、通勤届にバスや電車等の利用を申し出ていたところ、自転車で通勤していたために差額が不正に受給されていたという報告です。教員の所管は都教育委員会であり、減給の処分がありましたが、区からも管理監督者(校長、副校長)への注意などが行われました。差額は返還済みとの事です。

4.中学校での特別支援教室(資料
東京都の取り組みで、目黒区でモデル事業として実施されている特別支援教室(発達障害等の生徒が、在籍校にいながら特別の支援を受けるもの)の結果報告です。来年度以降、都内全域で導入されることになります。

中学校は思春期の時期にあたり、小学校の特別支援教室とは異なる配慮が必要になります。特別の支援を必要とする生徒だけでなく、周囲の生徒の理解という意味でも、非常に意義のある事業だと思います。

5.緑が丘文化会館、図書館の臨時休館(資料
空調設備や照明器具の工事のため、今年の9月から来年の2月まで休館するという報告です。

6.不動児童館・学童の受託事業者(資料
委託化するとされ、事業者を公募していた不動児童館および学童保育クラブについて、これまでも区内で学童や保育園を運営してきた事業者に委託することが決定しました。移行準備を経て、来年の4月から事業者による運営が開始となります。

7.認可保育所等入所申込状況(資料
タイトルは申込状況となっていますが、先日発表された一次選考の内定数まで資料に記載されています。区外を第1希望としていた方2名を除くと、計2393名の申し込みに対し、一次内定者数は1436となっており、957名が不承諾となっています。

今週末が締め切りの2次選考については、未確定ですが
0歳-16名、1歳-16名、2歳-18名、3歳-17名、4歳-135名、5歳-181名
という枠がある状況になっています。新設園の4~5歳枠を活用して実施される定期利用保育については、2次選考の内定が固まった時点での空きスペースなどを考慮し、事業者と交渉が進められる予定です。

近隣自治体では、1次選考の内定が出る前に、申込状況のみでも公表している所もあります。それが不要な混乱を招く恐れがあるのか、公開した方が次の対策に動きやすいのかは議論の分かれる所ですが、私は出来る限り情報をオープンにした方が良いと考えており、今後検討してもらうことを求めました。

以前の予算委員会で、点数別の内定状況の公開を求め、実施に至ったという経緯もありますので、現実的な事務作業の問題もあろうかとは思いますが、ぜひ前向きに考えて欲しいと思います。

8.緑が丘文化会館別館内の小規模保育所(資料
区は、マイナンバーカードのICチップ(に格納されている識別番号)を利用した、コンビニのキオスク端末による住民票などの発行が可能になったことなどを受けて、行政サービス窓口を閉鎖することとしており、そのスペースを活用して小規模保育所を整備するため、事業者を募集するという内容です。先の報告でも待機児童解消は道半ばですが、使えるものは何でも使うという姿勢がここにも見えます。

9.三田フレンズ内認可保育所(資料
今年度で廃止となる三田地区店舗施設について、認可保育所を設置するため事業者を公募をするという報告です。開設時期が来年の6月予定となっていますが、こちらの施設は明け渡し請求などのゴタゴタがあり、かなり日程がタイトになっているという事情があります。ただ、区としては4月に開設したいという気持ちはあり、事業者の提案次第では前倒しの可能性も残されています。

10.認可外保育施設の認可移行(資料
自由が丘の認可外保育所について、現在の立地のすぐ近くの新築物件を賃貸する形での認可園開設が固まりました。様々な条件がピッタリと合った結果と言えますが、こういったケースは区も大歓迎しているはずです。

移行後、入園にあたっては区の利用調整の枠組みに入ることになりますが、既に在籍している児童については、保育の必要認定を受けていれば残れるという調整を進めているとの事です。現実的には、必要認定を受けず(=認可等に申し込まず)に認可外に通わせているケースは相当稀だと思います。

11.賃貸物件による認可保育所選定結果(資料
区が通年で募集している賃貸型の認可保育所整備について、新たに2件の選定がなされたという報告です。学大西口商店街の突き当たりと、東根公園の隣の物件で、それぞれ定員は70名の予定です。

現在も募集している3期の公募にも、複数の提案や相談が寄せられているとの事で、大幅な定員の拡充に向け具体的に進んでいることが伺えます。

<情報提供>
1.防犯ブザーの事故(資料
以前にも報告のあった、小学1年生に配付されている防犯ブザーの電池が破裂した事故の検証が進められ、電池の不良であった可能性が高いという結論が得られました。今後の対応としては、事業者から全ての電池を入れ替える申し出があり、小学校を通じて交換・回収が行われる予定です。

2.学校給食の放射性物質検査(資料
特に異常ありません。

3.インフルエンザによる学級閉鎖(資料
全国的に猛威を振るっているインフルエンザですが、目黒区も例外ではなく、1月以降に学級閉鎖が急増しています。ほとんどが1~3年の低学年で発生しています。

4.東京駅伝の結果(資料
中学生による自治体対抗の駅伝大会の結果報告です。3名が区間賞を受賞しました!

5.ジュニア防災検定による表彰(資料
ジュニア防災検定を3年間実施している自治体が表彰される仕組みとの事で、今回は目黒区が対象となり、財団法人の防災教育推進協会から表彰されます。

6.保育園給食の放射性物質検査(資料
こちらも異常ありません。