まずはご報告ですが、昨日の夕方に第2子が誕生しました。3320gの元気な男の子です。ますます公私ともに頑張らなきゃなぁと思うところですが、昨日の視察大遅刻の釈明とともに、自身の経験から感じた問題点を。
うちには3歳の長男がいるため、妻が出産のために入院した際には、私が面倒を見ることになります。しかし、私も日中は働いている身ですから、常に長男と一緒にいられる訳ではありません。それはお勤めの方も同様でしょう。
そこで頼りにしていたのが、目黒区が実施している「緊急一時保育」です。その名の通り、出産や病気による入院、または看護などで子どもの世話ができない場合に、一時的に枠を設けて子を預かってもらう制度です。
出産は、ピタリとは行かないまでも予定日が分かっていますから、事前の申込みが可能になっており、うちも近所の区立保育園に預かってもらう手続きを済ませてありました。
さて、昨日の朝8時頃に本格的な陣痛が到来し、病院に電話で相談し、これから妻が病院に向かうという話になりました。そこで、既に準備してあった一時保育セット(着替えとか)を確認しつつ保育園に電話すると、
「産まれてからじゃないと預かれないので、明日からですねー。」
と爽やかに切り換えされました。
妻も私も「!?!?!?」という感じで、さぁどうしようと大困惑。病院には長男を連れて行けず、実家も出かけていて不在、私も10時から委員会という中で取った行動は、「長男を議会の控室に強引に帯同する」というものでした。
委員会は、午前は陳情審査および採決が1件と短時間(30分~1時間くらい)で終わる見込みでしたので、ウルトラマンのビデオを映しつつ、3歳児を一人きりで放置するという大変心苦しい手段を選択し、途中で長男がトイレを探しに廊下に出てきて私が離席するという一場面もありましたが、会議は40分程度で終了し、なんとか事故なく控室に戻ることができました。
ただ、午後の視察(区内の新設学童など)には連れていく訳にも、置いていく訳にもいかず、祖母が実家に戻るまで私がついている必要があったため、大幅に遅刻しての途中参加となってしまったのです。
後に緊急一時保育の担当部署に確認しましたが、保育園の対応は間違っておらず、そういう制度であるとの事。
それを踏まえて問題点を整理すると、以下のようになります。
・緊急一時保育は、いざ出産のタイミングでは利用できないことを知らなかった。
・その認識のため、子連れ出産可の産院を選んでいなかった。
緊急一時保育の案内を見ると、大丈夫そうな気もするんですがねぇ・・・いちおう、
・区による制度の周知不足
も入れておきましょうか。(感情的に・・・泣)
さて、今回は私が一部の仕事を断念しつつもギリギリ対応しましたが、一般の被雇用者がどこまで対応できるでしょうか。すぐに有給とか半休を取れる環境に、どれだけの方がいるでしょうか。そういう職場だったとしても、絶対に外せない会議やプレゼン、出張などもあるのではないでしょうか。
それとも、うちの夫婦の認識が相当甘く、上の子がいる家庭は当たり前に子連れ可の産院を選ぶのでしょうか?(「病院なび」だと都内に23件あるようですが・・・)
いや、事業名に「緊急」と謳うくらいであれば、もう少し行政サービスとして改善の可能性が残されているのではないだろうか。そう考え、今後の調査テーマの一つに据えたいと思います。何事も経験ですね。