防災学習会

西崎つばさの活動

某町会の防災学習会に消防団員としてお招きを頂き、大地震が発生したときの初動について講演をさせていただきました。防災訓練は、各町会とも頻繁に実施していますが、こうした座学からきっちり行うところは珍しく、素晴らしい取り組みだと思います。

私も専門家ではありませんので、かの「東京防災」からポイントをピックアップしてご説明させていただいたのですが、やはり重要なのは「まずは自分の命を守ること」だと思います。それには、とっさの判断で逃げ込むことも重要ですが、何よりも予防。阪神・淡路大震災では、亡くなった方の8割が窒息死や圧死であり、そのほとんどが即死状態。つまり、耐震化や家具の固定などが行われていれば、多くが救われたはずの命でした。

より大勢の方が自分の命を守ることができれば、本当に必要な救助や支援が少しでも行き届きやすくなります。さらに発展して、自宅避難やそのための日常備蓄といった考え方もご紹介させていただきました。

今年の2月には、地震調査委員会による南海トラフ巨大地震の確率が引き上げられていますが、今日にも来るものと考えて備えをしておかなければなりません。