本日は定例の生活福祉委員会でした。どうやら他の委員会よりもボリュームが大きかったらしく、16時にお約束していたアポを遅らせなければならない事態にも陥りました。ただ、議論が「そもそも論」であったり、元も子もない話であったりと、時間をかけている割には生産性の低い委員会ではなかったかと思わせる一日でした。
議題はこちらです。
(1)住区会議室指定管理者運営評価(概要、決算、評価一覧、詳細(HPリンク))
目黒区では、22ある住区会議室について、それぞれの住区住民会議に指定管理者として運営してもらっていますが、その運営を評価するものです。概ね問題ないという結果ではありますが、評価の過程や委員会への報告資料が非常に分かりづらいという指摘がありました。また、住区会議室の運営は地域ネットワークの側面も併せ持ちますので、ただ運営効率や会議室の利用率の観点からは判断しかねるという特徴があります。
平均で1つの住区に約860万円かかっていますが、やはり住区の存在は財政の問題として区にのしかかっています。コミュニティスクール構想のように、小学校区を軸としたコミュニティ形成が大いに進めば良いのですが、それも壁に当たっている節があり、今後の区有施設の見直しにおいて問題となってくることは間違いありません。
(2)斎場指定管理者運営評価(資料)
特に問題ありません。施設見学会を実施し、3回で107名の参加があり、利用件数の向上にも繋がっているという点が評価すべきポイントである、との事でした。
(3)中小企業センター及び勤労福祉会館の指定管理者運営評価(資料)
特に問題なし。新たな資格取得講座の開始によって、感謝の声が寄せられているとの報告がありました。
(4)阿武隈リバーサイドマラソンツアー(資料)
目黒区の友好都市である角田市で開催されるマラソン大会に、区がバスを借り上げてツアーを企画しているものです。来週の15日に、区報や区サイトで募集記事が掲載されるとの事です。
(5)目黒区国際交流協会の決算報告(報告書)
大きなイベントである国際交流フェスティバルでは、1700名の来場者数があったとの事です。また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを捉えた事業を展開する、との課題が示されました。
(6)目黒区芸術文化振興財団の決算報告(報告書はこちらに上がる予定です。)
委員会中は発言していませんが、年間で4億弱の予算で運営されている一方で、満期保有目的で保管している基本財産が2億円。その運用益は約91万円。毎年、区から受け取っている補助金(管理料など除く)が約1億5千万円。この数字が妥当なのか、少し検証する必要がありそうです。
(7)目黒区文化ホール及び目黒区美術館指定管理者運営評価(資料。詳細はこちらに上がる予定です<→新URLが不明のため、リンクを一つ手前に設定しました。>)
特に問題なし、です。
(8)目黒区立体育施設指定管理者運営評価結果(資料。詳細はこちらに上がる予定です<→同上>)
碑文谷体育館の談話室を活用した教室事業が評価される一方で、一般の利用者が締め出されているのでは、という懸念の声がありました。ただ、ごく普通に利用されている方を排除している訳ではありませんので、グループによる占有を遠慮してもらうための措置であると理解しました。
(9)食中毒の発生(資料)
委員会のたびに報告を受けている気もしますが、目黒区内でさらに2件の食中毒が発生しました。今年の上半期だけで6件(昨年は1件)で、東京都全体でも件数が増えているそうです。飲食店の意識が最大のポイントであると思いますので、巡回による衛生管理状況のチェックも重要ですが、セミナーなどによる啓発も大事なのではないでしょうか。
(10)敬老のつどい(資料)
今年度中に80歳になる方をお招きしての、恒例の催しです。6月1日現在の対象者は1936名だそうです。目黒区は健康寿命の水準が高い地域です。ご高齢者の皆さまの長寿をお祝いするとともに、引き続きの健康をお祈りします。
(11)目黒区高齢福祉施設の指定管理者運営評価、および
(12)目黒区障害福祉施設の指定管理者運営評価(詳細はこちらに上がる予定です。)
同じ評価委員会の事項なので、まとめて。特筆すべきは東山在宅介護支援センターについてですが、居宅介護支援サービスとして毎月の訪問、モニタリングが必須であるにも関わらず、それが実施できていなかった事が明らかとなりました。組織としてチェックできる仕組みがなかったためで、そこが改善すべき事項となり、唯一評価が下がる結果となりました。やはりあってはならないことですので、確実に改める事が望まれます。
(13)民間障害者通所施設の移転整備(資料)
中町作業所と清水実習所が旧六中跡地に移転してくることは決定していましたが、測量が完了し、その場所が確定したため報告があったものです。詳細は資料の通りです。