議会サイトの自己診断チェックリスト
先日の勉強会で教えていただいたチェックリストを用いて、目黒区議会のサイトを診断してみた結果、100点満点換算で35点となりました。やはり低い…
※区に付属することによるWEBアクセシビリティ10点分は余りにもアレなので、除外しました。
厳密な基準が設定されているわけではないので、あくまでも目安程度ですが、今後の改善の提案に繋げていきたいと思います。
目黒区議会ホームページ
http://www.city.meguro.tokyo.jp/kugikai/
入門レベル(各1点)
議会のホームページ(以下HP)がある → △
「当たり前でしょ」と思うことなかれ。目黒区議会のサイトは、あくまでも目黒区の公式ホームページの一部にしか過ぎず、独自にリニューアルしたり、改善を図ったりすることには大きな制約があります。近年、発信力の強化の観点から、独自のサイトを持つ議会が増えてきており、目黒区議会でも検討すべき課題です。
議員も事務局職員も、議会HPを利用している → ○
全員に確かめるとまでは行きませんが、少なくとも私は、公開資料や議員名簿などを参照するのに閲覧することがありますので、甘めに○としておきます。
自治体HPのわかりやすい位置にリンクがある → △
区のトップページにリンクがあることはありますが、探すのは困難を極めます。正解は「行政ガイド」の一覧の中にあるのですが、その配置にも大きな違和感があります。
※ 定例会のお知らせがある場合、リンクスライドに表示されるので△にしました。
初級レベル(各2点)
キャッチコピーで分かりやすく議会の活動を表現している → ×
トップページに相当する箇所には目次が並んでいるのみです。
3クリック以内に全てのページにたどりつける → ×
階層が深いエリアもあり、かなり煩雑に感じます。
1ヶ月以内に記事を更新している → ○
定例会も近いので、さすがに更新されています。
中級レベル(各3点)
議会用のグローバルメニューがある → ×
独自サイトではないこともあり、当然ありません。常に区HPのメニューが表示されています。
新着履歴がある → ×
単純にありません。「区議会からのお知らせ」も、更新履歴ではありません。
パンくずリストがある → ○
これはちゃんとあります。ただ、「トップページ」をクリックすると区HPに飛ぶのが何とも言えません。
色への配慮がされている → ○
区HPに付属しているので、区議会が対応させたものではありませんが、ほぼ紫と白で統一されています。
アクセス解析によって分析・改善している → ×
していません。そもそも、アクセス数すら調べられないとのことです。
スマホ向けページがある → ○
区HPのシステムに乗っかっているため、専用ページに飛びます。
スマホ向けに画像が圧縮されるか → ×
そもそも、区議会のページでは画像が使用されていません。
議会のライブ配信を行っている → ○
議場で行われる本会議、予算および決算委員会の中継が、2016年から開始されました。
中継後の映像を配信している → ○
録画中継は、ライブ配信以前から対応しています。
会議録の検索ができる → ○
これらのチェックリストをご教示くださったNTT-ATさんのシステムを使用しています。議事録のアップも、近隣議会に比べて非常に早い方です。
資料の検索ができる → ×
一部、議会で用いた資料の公開がなされていますが、検索できるまでには至っていません。
お問い合わせフォームを設けている → ×
区HPの一部ということもあり、問い合わせは行政側に送るページだけで、議会側への問い合わせフォームどころか、メールアドレスも見当たりません。
SNSを活用している → ×
いずれのSNSも導入していません。
上級レベル(各5点)
JIS X 8341-3:2016 等級AAを達成している → ○
目黒区のHPが達成しているため、同時に達成していることになります。
JIS X 8341-3:2016 の試験結果を公表している → ○
同上。
子ども向けページがある → ×
ありません。
記事やSNSの更新に議員も参加している → ×
完全に事務局任せとなっています。
賛否結果を公開している → ○
無会派が誰だか分からないという課題はありますが、会派ごとの賛否が公開されています。
議会の予定が分かりやすく公開されている → ×
議会日程は公開していますが、カレンダーなど視認性に優れた工夫はありません。
視察の結果報告 → ×
区議会だよりには概要が掲載されることになっていますが、HPのコンテンツとしては記載していません。
HP改善に外部評価を受けている → ×
受けていません。