自衛官募集への協力状況(予特1日目)

情報公開

2019.3.11 予算特別委員会

今日から予算委員会での実質的な審査がスタート。私も総括質疑で会派を代表して質問させていただきました。以下、概要をお伝えします。

自衛隊への協力状況

今年に入ってから話題となっている、自衛官募集に対する自治体の協力状況について、目黒区の対応を質しました。

結論から言うと、「住民基本台帳は閲覧させており、対象者名簿の提供は行っていない」という、きわめて現実的な対応であったことが明らかとなりました。

これをもって、時の総理や防衛大臣が「協力を拒否している」とは、失礼極まりない話だと思います。

財政基盤

予算案の特徴の一つは歳入の増加であり、基金の繰り入れを除くと一般財源全体で56億6千万円の増となっています。(ただし、財調交付金に将来的な施設の更新経費が含まれているため、そのまま施設整備基金にストックする分も含んでいます。)

特別区民税が430億円を突破して過去最高額となる一方、基金の取り崩しや地方債の起債と償還を差し引くと、決して財政基盤が強化されたとは言えない予算編成となっています。

ニーズのあるところに必要な予算を投じることは全く否定しませんが、行政サービスと財政規律のバランスを常に意識することを求めました。

予算要求の考え方

目黒区は、予算要求の段階で相当の情報公開を行っており、これは大変素晴らしい取り組みだと思っているのですが、これを見ていくと、何年も連続で同じ予算要求が100%カットされているのが分かります。

それぞれの部署にとっては実施したい予算なのでしょうが、続けて財政当局に落とされているということで、そもそも予算要求すべきものであるのか、根っこの考え方が共有できているのかを尋ねました。

そう聞かれれば「共有している」と答えざるを得ないとは思いますが、財政規律は全庁的な意識共有がなければ維持できませんので、重要な視点だと思います。

給食費の公会計化

少し前に、私費会計であるはずの学校給食費について監査が入りました。帳簿のミスなどはあったものの、金銭の扱いは適正であったと報告されていますが、あらためて給食費の公会計化について考え方を確認しました。

文部科学省は現在、教員の働き方改革の一環で、学校徴収金についてのガイドラインを定めるよう進めており、目黒区もその動きを見ながら考えていくという状況です。

話題メモ

今回も、特別委員会で出たトピックをメモしておきます。

総括質疑

・区の将来像
・行財政改革
・基金の状況
・職員定数、組織
・安全、安心の取り組み
・町会、自治会入会促進
・障害者スポーツ
・地域スポーツ拠点
・シティラン
・介護福祉施策
・特養の職員確保
・高齢者虐待
・公園
・就学人口の増加
・学校のICT機器
・プログラミング教育
・アクティブラーニング
・水泳指導
・行財政運営基本方針
・財政基盤の確立
・区民センター見直し
・地域包括ケアシステム
・高齢者の居住支援
・消費増税の是非
・住民自治
・パートナーシップ制度
・性的マイノリティ対応指針
・幼児教育無償化への対応
・小規模保育の質、連携
・児童虐待への対応
・子育て支援ヘルパー
・子どもショートステイ
・都区制度
・税収増の分析
・サイト更新の即時性
・協働、多様なまちづくり
・地域と学校
・地域登録団体
・テーマ別コミュニティ
・ポイント事業の拡大
・防災センター
・予算膨張
・基金の積み立て
・避難所へのWi-Fi設置